保育実践研修会④「食育・運動あそび」を開催しました

 7月26日(水)に、生涯学習センター(まなびCAN)で、「保育の専門性につながる知識や技能について理解を深め、保育実践に生かす。~発達に応じた乳幼児期の食育や運動について学ぶ~」をねらいとした保育実践研修会④「食育・運動あそび」を実施しました。
 始めに、講師に高松市こども保育教育課運営支援室食育係長の原由美子氏をお迎えし、「乳幼児と食育」と題して講話を行いました。「食育基本法」や保育所保育指針にある「保育所における食育」を基に、具体的な例を挙げながら、「食を営む力」の育成や環境整備、保護者啓発について話していただきました。また、SDGsの考え方を踏まえた「食育推進基本計画(農林水産省)」の要点から、生涯を通じた心身の健康を支える食育の重要性を御指導くださいました。
 次に、「保育に取り入れられる運動あそび」と題して、「こどもの育ち研究所」幼児体育指導員の佐々木明世氏による講話と実技講習を行いました。子どもの発達段階に応じた様々な運動遊びや支援の工夫を、豊富な実績に基づいて表情豊かに伝えてくださいました。実際に身体を動かしながら、子どもの心が動くポジティブな言葉掛けや関わり方について学ぶことができました。
 受講者からは、「法律と具体例を筋道立てて話をしてくださったので分かりやすかった」「食育は、栽培活動やクッキングだけでなく、日々の生活の中にあることが分かった」や、「保育者自身が、目的意識をもって動くことが大切」「教職員と学びを共有したり保護者に発信したりしたい」などの感想が寄せられました。時間があっという間に過ぎ、もっと知りたい学びたい思いが強まった充実した研修となりました。

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