第3回保育所新規採用教職員研修会を開催しました

 1月10日(水)に、高松市の就学前教育を担う教職員としての責任と自覚をもち、基礎的知識を身に付けることをねらいとして、「第3回保育所新規採用教職員研修会」を開催しました。
 研修1では、「人権保育・教育について」と題して、高松市教育委員会人権教育課 林敏宏指導主事よる講話を行いました。「保育所保育指針」や「高松っ子いきいきプラン」の人権に関するページを確認し、ワークシートの活用やグループ演習を通して、参加者自身が自分の人権意識を見直す機会となりました。受講者からは「自身の無自覚な言動が子どもの価値観に影響しているかもしれないという『気付き』を今後も大切にしたい」「家庭によって体験格差があり、子どもたちに大きく影響していることを学んだ。これからの保育で環境や活動内容を工夫したい」「一人一人の多様性を認め、皆が過ごしやすい環境づくりに努めたい」等の感想がありました。
 研修2では、「子どもたちの多様性とインクルーシブな保育」と題して、香川大学教育学部松井剛太准教授による講話を行いました。動画や事例を交え、子ども主体の保育とは何か、保育者は子どもにどう関わっていくか、について学びました。受講者からは、「自分の『ふつう』と子どもの『ふつう』は違うかもしれない。自分の『ふつう』にとらわれすぎずに目の前の子の『ふつう』は何かを知りたいと思った」「子ども一人一人の声に耳を傾け『聴く』ことの大切さを学んだ」などの感想がありました。
最後に、受講者が1年間を通して学んだことや保育実践に生かしたこと、次年度の目標を発表し、学びを共有しました。新規採用教職員がつながり、互いに学び合い、高め合えるよう、次年度は、1年経験教職員研修会等を実施し、学びを継続していきます。

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