漢字

           
 昨日,ある新聞に漢字について,次のような記事がありました。「漢字を統轄しているのが文部科学省の文化審議会にある国語分科会。2年前に改定された常用漢字もこの分科会の答申が元となった。今改定後の見直し議論が始まり,話題の中心になっているのが2011年の漢字『絆』だそうだ。 この字,実は改定で常用漢字に入らなかった。学校では教わらない難読字扱いのままなのだが,東日本大震災後の被災地への寄り添う気持ちを表すキーワードとして今では小学生でも読み書きできる字となった。」と書かれてありました。「改定は30年間隔でしか行われないので,絆を使用するとすれば2042年になる」そうです。確かに,以前絆が常用漢字に入っていないので,あわててひらがなで書いたことを思い出しました。
 歴史を振り返ると,日本人は大陸から伝わった漢字を実に,上手く活用しさらに発展させてきました。漢字から生まれたひらがな,かたかなやたくさんの熟語。日本人のすばらしい文化力には驚かされます。子どもたちは漢字練習というと「めんどうくさい。」「難しい。」など苦手意識をもっている子も少なくありません。でも,漢字について,いろいろなことを知ると漢字の魅力に子どもたちの心をとりこにするかもしれません。
 漢字の魅力を子どもたちといっしょに発見していきたいと思います。

カテゴリー: お知らせ パーマリンク