言葉の変換?

子どもたちに問いかけをすると,たまに楽しい(ちょっと悲しい)反応が返ってくる。

あるとき「法務局」からのお知らせについて,子どもたちに話していたときのこと。

「法務局って,どんな仕事をするところかな?」

という問いかけに,「家を建てたり,家を調べたりする仕事!」という答えが返ってきた。どこから「家」という考えが出てきたのだろうと不思議に思っていたが,しばらくして納得した。

「ごめんね,黒板に漢字を書くね。」と言いつつ「法務局」と板書すると,「なんだ,法律の仕事。裁判とかかな。」ときちんとした答えが返ってきた。どうやら,耳だけで聞いた子どもの頭の中では,「ホーム局」と変換されてしまったらしい。

また,先日の寛学を始めるための事前アンケートを行おうとしたときの出来事。

「菊池 寛って知ってる?」

この問いかけに,子ども達は首をかしげた。難しいだろうな・・・と思っていた予感が的中。菊池寛の功績や作品を知っている小学生というのは少ないのが実態だと思う。だた,「香川県の偉人だよ。」という説明に,「ああ,なんだ人の名前だったんだ。」という反応には,がっくりきてしまった。「キクチカン」・・・子どもたちの頭の中では,いったいどんな変換がされたのか,ちょっと興味がわいてしまった。

しかし,やはり香川県民として郷土の偉人「菊池 寛」について,知っていてほしいと思う。先日,学校で「寛学」に取り組むため,菊池寛の作品集を頂いた。「寛学」を通して子どもたちの理解を深めていきたいと思う。

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