『お手紙」のやさしい心

 教科書が今年度から変わり,2年生で「お手紙」というお話を学習するようになりました。少し地味な絵で登場人物もがまくんとかえるくんとかたつむりくんしかでてきません。子どもたちがどんな反応をするのか不安な気持ちで読み聞かせをしました。しかし,かたつむりくんの「すぐにやるぜ。」のところで笑いがおこり,どんな話かはだいたい分かったようでした。その後,初めの感想を書いたり,発表したりしました。よく読み取り,短時間で2ページ以上も感想を書いている子もいました。
  お手紙がもらえなくてしょんぼりしているがまくんのために急いで帰ってお手紙を書くかえるくん。友だちの気持ちを感じ取り,やさしい行動をとるかえるくん。そのやさしさに大喜びをするがまくん。「すぐにやるぜ。」と言ってお手紙を届けるのに4日もかかったかたつむりくん。そのことを責めず,のんびりと待っているがまくんとかえるくん。
  自分の気持ちが全面に出ていた入学時から,だんだん友だちの気持ちも考えられるようになってきた今の時期に「お手紙」を丁寧に学ぶことで一層,相手を思いやる心が育つといいなあと思っています。

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