第1回教職20年経験者研修会を開催しました

 6月10日(金)第1回教職20年経験者研修会を開催しました。
 この研修には、小・中学校17名の教諭、小・中学校3名の養護教諭、小学校2名の栄養教諭、計22名の先生方が参加しました。
 まず、本センター所長からの挨拶があり、その後、情報担当指導主事から「教育情報セキュリティ」について、クイズを交えての説明がありました。
 続いて、臨床心理士の阿部ひろみ先生より「協働のためのメンタルヘルス」について講話・演習がありました。「マインドフルネス」や「ネガティブケイパビリティ」をキーワードに、「今」に意識を集中することや、正解のない毎日を耐え抜く考え方、呼吸で心の安定を得る方法等を学び、グループに分かれて意見交換をしました。
 最後は、学校教育課指導主事より「学校における教育法規」について講話・演習がありました。「なぜ教員が法規を知っておかなければいけないのか」という問いにチャットで答えることからスタートし、「教育小六法」「事務必携」をめくりながら、学校教育に関する法律や条令、規則等について調べていきました。私たちが何となく知っている臨時休業や分限・懲戒・戒告など、すべて法令に基づいたものであることを改めて学びました。
 また、校内で発生した事例について、どう対処するべきかをグループで協議しました。経験を積み、広い視野をもって日々の仕事に励んでおられる先生方からの意見は、大変貴重なものでした。
 受講者の先生方には、若年や中堅の先生方に指導・助言する立場であることを自覚し、メンタルヘルスや法令遵守の観点からも、先生方が安心して働ける職場づくりを進めていただきたいと期待しています。

カテゴリー: 研修会 パーマリンク