『高松っ子いきいきプラン改訂版』活用推進協議会の開催と活用資料『子どもの学びをつなぐ』

 本市では、「自ら考え主体的に行動できる豊かな心と健やかな体をもった子ども」を育てていくことをめざし、乳幼児期から小学校1年生で取り組む方向性を示した『高松っ子いきいきプラン』を令和2年3月に改訂し、各小学校、幼稚園、こども園、保育所での活用を推進しています。
 学習指導要領、幼稚園教育要領、幼保連携型認定こども園教育・保育要領、保育所保育指針の改訂により、就学前教育と小学校教育の連携・接続においては、これまでの連携校区での取組に加え、今後は、幼児期の教育を通して育まれた資質・能力を、小学校以降の学習や生活に活かし、子ども一人ひとりの学びを保障していくために、小学校教員と保育者が「子どもの学び」を共有する取組を推進していくことが必要となってきました。
そこで、香川大学の松井剛太先生や小学校、幼稚園、保育所の教職員、高松市教育委員会事務局職員が集まり開催している「高松っ子いきいきプラン改訂版活用推進協議会」においても、「子どもの学びをつなぐ、就学前教育と小学校教育の連携・接続」について、年間3回協議を重ねてきました。
 『高松っ子いきいきプラン改訂版』に示されている「就学前教育と小学校教育の円滑な接続」のキーワードをもとに協議し、子どもの学びを教職員間で共有できる「子どもの学び✿トークシート」や「交流Memo」など、交流活動やカリキュラム編成、授業・保育参観などの際に活用できるシートや具体例を、資料『子どもの学びをつなぐ』としてまとめました。
 この資料は、文部科学省中教審初等中等教育分科会に設置された「幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会」において調査審議されている「すべての子どもが質の高い学びへと接続できるように、幼児教育の質的向上及び小学校教育との円滑な接続を図るうえでの必要な事項」などにもつながる内容になっています。
 『子どもの学びをつなぐ』の資料は、高松市総合教育センターホームページから、2月末ごろよりダウンロードできるよう準備していますので、早速、今年度末から、接続カリキュラムの見直しや、各連携校区の合同研修会などでご活用ください。

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