第3回中堅教諭等資質向上研修会Ⅰを開催しました

 8月3日(火)第3回中堅教諭等資質向上研修会Ⅰがオンラインでありました。
この研修には教職6年経験の小学校36名、中学校30名の先生方と、受講を希望された先生方10名(幼稚園の先生3名を含む)、計76名の先生方が参加しました。
 前半は「人権・同和教育の基礎知識」のテーマで、人権教育課の指導主事より最初に2016年に施行された「部落差別解消推進法」「ヘイトスピーチ解消法」「障害者差別解消法」いわゆる人権三法の紹介がありました。そして、現在においても部落差別が存在するのが現実であり、先達の取組は部落差別解消に一定の効果をあげてきたことの説明がありました。その一層の根絶のために、今教育現場で教壇に立つ私たちこそが、さらに尽力していかなければならないという講話がありました。また、小学校社会と中学校歴史の教科書を使って、具体的な例を挙げて正しい認識の基に同和教育を行う必要があるという説明がありました。
 後半は、同指導主事より「子どもとつながる・子どもがつながる学級づくりワークショップ」のテーマで、ペア、グループ、全員で次の6項目のアクティビティを行いました。
① 4つの文章1つはうそ ② 私の人権ヒストリー ③ こんなおとぎ話どうですか?
④ たぶんあなたはこんな人 ⑤ 差別用語・不快語について考える ⑥ 人権ビンゴ
この活動を通して、人権感覚を磨くことの重要性や体験的活動の大切さを実感するとともに、その手法についても学ぶことができました。
 今日得られた知識や貴重な体験を2学期からの学校教育活動に生かし、各学校で人権・同和教育を押し進めていく原動力になってほしいと期待しています。

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