日本のことのは

 2年生の国語の教科書に,「おばあちゃんに 聞いたよ」という教材があります。昔から伝わる生活に役立つ言い回しを声に出して読み,親しむことをねらっています。
 例えば、十二支「ね うし とら う たつ み うま ひつじ さる とり いぬ い」。どれがどの動物のことを表しているか挿絵と対応させながら,繰り返し音読しました。すると,早速,子どもたちが図書室や教室で十二支に関する絵本を探し始めました。 
 また,いたちが「どうしても入りたい。」とお願いすると,毎月1日が「ついたち」になったというお話や,申年がなぜ「申」となったのかというお話に興味関心をもち,楽しく学習できました。
 そして,「春の七草」も「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ これぞ 七草」。1月7日に「七草がゆ」を食べると,病気にならないと 言われているなど由来や意味なども分かりました。他には,「にしむくさむらい 小の月」や「いろは歌」なども暗唱しています。昔は使われていたが,今は原則として使われていない平仮名であることにも,知ることができました。
 昔の人の生活の知恵には,本当に感心させられました。

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