白と黒の世界

 4年生は今,図工で初めての木版画に挑戦しています。本格的に彫刻刀を使うのは,初めての体験になります。何にしようかと考えて,自画像を彫ることに決まりました。クロッキーに始まり,何をしている自分を描こうかと考えて決定していきました。サッカーをしている自分,バレーボールをしている私,リコーダーを吹いている私,パソコンをしているぼく,と 自画像といってもいろとりどりです。

 いよいよ,彫刻です。丸刀,平刀,三角刀,切り出しを使って,3種類以上の彫りあとを残さねばならず,悪戦苦闘です。考え,考え,彫っていく手には,思わず力がこもります。顔を白くするには,黒の縁取りを残さねばならず,背景を白黒混じりにするには,どうやって彫りあとを残すか考えなければなりません。

 そして,刷りです。試しに1枚刷ってみました。ローラーにインクを付け,彫刻した板に付けていきます。紙をセットして,空気抜き!いよいよバレンで渦巻くようにして刷り上げていきます。さあ,どうでしょう?・・・

 大きな人物の白と黒の世界が広がりました。

 これを,彫り残したところはないか修正して,来週は,仕上げの刷りを完成させていきます。

カテゴリー: 今日の出来事 パーマリンク