自然のかくし絵(擬態)

 2時間目の授業の途中でした。窓からひらひらと侵入者が・・・。
「あっ! チョウチョや!」
「どこへいくんやろ?」
「これ何いうチョウチョやろ?」
「モンシロチョウと違うよ。」
 理科の「チョウを育てよう」でモンシロチョウやアゲハの幼虫を飼育・観察している3年生は思わぬちん入者に大盛り上がりでした。それは,・・・ジャノメチョウでした。
 3年生の国語の教材文に『自然のかくし絵』という文章があります。敵から身を隠すための昆虫たちの巧妙な擬態について説明がされています。木の枝そっくりの姿をしたナナフシ。羽を閉じると木の葉そっくりのコノハチョウ。でも,コノハチョウは,羽を開くと鮮やかな色で丸い模様があります。蛇紋です。蛇の目に見せかけて相手を威嚇しているのです。アゲハの幼虫の姿・かたちもこれにあたります。
 ジャノメチョウにも蛇紋が付いています。これで,鳥たちの目を
くらまそうというのでしょう。自然界の生きものたちは,長い年月
の間にどうやって擬態という姿や模様を獲得していったのでしょうか?
不思議としか,言いようがありません。

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