白うさぎ「ミルク」の死

 寒に入って底冷えのする日々です。先日の日曜日,白い毛のうさぎ「ミルク」が死んでいるのをスポーツ少年団のソフト部の子らが見つけてくれました。学校に来ていた教頭先生の話によると朝,えさをやりに行った時に,他のうさぎたちは,えさに群がってくるのに「ミルク」は,穴の入り口のところでじっとしていたそうで,様子がおかしいなあと思っていたそうです。

 「ミルク」は,昨年の春,平井小学校から貰ってきたなかの一匹です。「ミルク」は,赤ちゃんを産んでも,未熟児で子どもたちを驚かせました。また,夜の間に何かに激突して目を怪我するなど,子どもたちが一番心配したうさぎです。目がようやく治ってきたと思ったら反対の目も怪我するなど心配続きでした。そのたびに,獣医さんに見て貰い,何回も目薬をさし,回復してきました。

 「ミルク」が死んだと聞いて,クラスの子どもたちは、とてもびっくりし,残念がりました。教頭先生が埋めて下さったところでみんなで黙祷しました。そのときに、子どもがこう言ってくれました。「先生、後悔はないよね。」みんなミルクのために一生懸命したという気持ちが伝わってきました。ミルクは,ミルクなりに自分の命を一生懸命生きたと思います.子どもたちに,『生きる』ことを教えてくれたと思います。

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