保育実践研修会⑥「絵画・造形あそび」を開催しました

 10月17(火)に、「保育の専門性につながる知識や技能について理解を深め、保育実践に生かす。~子どもの「絵画・造形」あそびについて学ぶ~」をねらいとして、「色との時間を味わおう」のテーマで、アーキペラゴのミズカ氏による講話・演習を行いました。
 まず、講話では、素材を決めるには、子どものつぶやきからヒントを得ることや、子どもの作品を「じょうず」ではでなく「ここがいいね」等、具体的な褒め方を学びました。
 次に、演習1では、3色(蛍光ピンク・水色・レモンイエロー)の絵の具から自由に色を選びセルロイドの板で伸ばして、できた作品にタイトルをつけました。グループの中で、作品について感じたことを伝えながら、自分の表現を大切にすること等を感じ合っていきました。演習2では、4色の絵の具を混ぜてオリジナルの色を作り、大きなシートに、風を感じながらのびのびと描いたり、他の人のTシャツにも描いたりしました。風に揺れるシートに描く貴重な経験となりました。
 参加者からは、「『友達の表現を受け入れる前に、自分自身を受け入れる』という言葉が心に残った」「子どもの『これ、何?』の言葉も素材のひとつになると改めて気付いた」「運動場で風を感じていると、自然と描きたいものが浮かんできて無心で描いていた。子どもにも経験させたい」という感想が寄せられ、心を開放して自分自身の感性や表現を認める経験をしたことが明日からの保育につながる研修会となりました。

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