第3回中堅教諭等資質向上研修Ⅰ・「夏の公開講座」を開催しました

 8月4日(木)第3回中堅教諭等資質向上研修Ⅰがオンラインでありました。
 この研修には小学校36名、中学校23名の中堅教諭と受講希望者6名、合計65名が参加しました。
 前半は「人権・同和教育の基礎知識」というテーマで、高松市教育委員会人権教育課の指導主事から講話・演習がありました。人権に関する知的理解と人権感覚を身につけることの大切さや、現在の主な人権課題17項目、人権・同和教育の歴史的背景、部落差別問題、社会科における指導内容について、質問を交えながら解説がありました。差別は、する側の問題であり、正しい知識を獲得することが差別解消につながることについて理解を深めました。
 後半は「子どもとつながる・子どもがつながる学級づくりワークショップ」でした。以下のメニューに沿って、参加体験型の学習をクループごとに体験しました。
① アイスブレイクと自己紹介
② ないとこまるもの(ダイヤモンドランキング)
③ これでいいの?面接試験
④ 肯定メッセージ
 それぞれの価値観を表出し合うことで、個々の違いを認める人権感覚が磨かれること、本人の力では変えることができない事柄について問うことの矛盾、自分の短所は長所でもあること等に気付く演習となり、受講者の意識が少しずつ変わっていきました。
今回の研修内容を再度振り返り、学級や学校全体で、子どもたちと教員が一緒に人権感覚を磨いていく機会を創出してほしいと思います。

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