第7回中堅教諭等資質向上研修Ⅰを開催しました

10月19日(火)、教職7年目の先生方を対象に、特別支援教育に関する研修を実施しました。
午前中は、当センター指導主事による「発達障がいのある子どもの見え方・感じ方」と題した研修でした。模擬体験を通して発達障がいのある子どもたちのさまざまな苦しさを実感し、困っている子どもの気持ちに寄り添う温かい言葉かけや適切な支援の大切さを学びました。
午後は、特別支援学校の先生方にお越しいただきました。
高松養護学校の先生方からは肢体不自由のある子どもへの支援の様子や教育を支える理念をうかがいました。子どもたちの様々な課題にチームで寄り添い、自立をめざしたかかわりを通じて、子どもたちを笑顔にしていく取組に大変感銘を受けました。
また、聾学校の先生方からは難聴のある子どもへの支援についてお話があり、その後、難聴疑似体験をしました。自分だけが聞こえないという疎外感、聞こえない自分を助けてくれる友だちのありがたさと同情されている悲しさ、助けてもらってもやっぱり聞こえないという切なさなど、感じた思いを共有することで、難聴のある子どもの思いを深く学ぶ機会となりました。

今回は、新型コロナウイルス感染症の警戒レベルが下がり、第7回にして初めての集合研修となりました。オンラインの良さもありますが、直接話すことのできる集合研修の良さを感じた受講生も多かったようです。
この1日の学びが目の前にいる子どもたちへの理解を深くし、これからの適切な支援につながっていくことを期待しています。

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