家庭でできる感染症対策

昨日、本校でいまいこどもファミリークリニック・林小学校校医の今井 正先生から家庭でできる感染症予防ということで、家庭教育学級がありました。
本校も今、インフルエンザが大流行しており、学級閉鎖をしなければならない学級もでてきています。
インフルエンザでは、飛沫感染のため、患者から1~2メートル離れていれば、感染しにくく、鼻から顎までおおうように正しいマスクの着用に効果があります。インフルエンザの予防接種はもちろん、インフルエンザの薬(タミフルやリレンザなど)はウイルスの増殖を抑制する薬で、薬を使うことで人にうつしにくくなります。インフルエンザの異常行動(突然わからないことをいう、怖がってあばれる、部屋から逃げだすなど)は、熱が高く眠っているときや寝起きに起こることが多いので、熱が下がるまでは子どもを一人にさせないようにすることが大切です。
ノロウィルスでは、感染力が非常に強く、感染後、便中に3週間くらいはウィルスがおり、ウイルスがついた手や吐物が乾燥してエアロゾル化したものからうつることが多いので、しっかり手洗いをすることが大切です。トイレのドアノブ、水道の蛇口、便座、タオル、ズボン・スカートなどは特に汚染されています。吐物は、水やアルコール消毒では効かなくて、次亜塩素酸ナトリウムでの消毒を十分にしてください。
流行性耳下腺炎では、難聴や髄膜炎・急性脳炎などの合併症に要注意で2回の予防接種がかからないために有効だそうです。いろいろな感染症に気をつけるとともに、かかったら、早めに病院を受診しましょう。

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