あるけど 使わない文字??? (1年生の授業の一場面から)

1年生は,「ふたとぶた」というお勉強で,濁音(゛のつく文字)や半濁音(゜のつく文字)の勉強をしました。濁音,半濁音になることができるひらがなは,難なくクリア。

すると,「せんせ~,ずとづって言うとき(の音は)同じやけど,何が違うん?」というすてきな質問が…。

それに対して出た子どもたちのやりとりは…

「どっちも同じように使ったらええ。」

「でも,チーズとかずるいとかズボンとか,すに点々のずしかつかわんよ。」

「ほんまや。ずしか使わんよ。」

「そしたら,つに点々のづは何?」

しばらくの沈黙の後,

「わかった!!あるけど,使わん文字や!!」

そして,うんうんとうなずく子どもたち…。

もちろん,あとで「おつきさまだからみかづき,かんにつめるからかんづめ」など,づがつく言葉を紹介しましたが,「あるけど使わない文字」という発想がとてもおもしろく,いきいきとひらがなについて考えることのできた1時間でした。

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