台風の語源のおもしろさ

 やって来ました,今年始めての台風が。しかも6月にきたのは8年ぶりという。ひょっとして、昨日から「台風で学校が休みになるかもしれない」という期待感でわくわくした子どももいたのではないでしょうか。幸いにも、林小学校は被害がなく、ほっとしていますが、みなさんのお家やご家族に被害はなかったでしょうか。  
  被害状況が気になって台風情報をインターネットで調べていると、「台風の語源は英語のtyphoonというけれど・・・」と書かれてある見出しに目が止まりました。 そこには、「『台風』という日本語の語源としては、英語のtyphoonからきたという以外に、中国語で『台湾付近の大風』という意味で、『台風』あるいは風に台と書く『颱風』という言葉が使われていたところからきたという説もある。」というメールが紹介されていました。  実は、「台風」の方が外来語で、英語の音に漢字を当てたものらしいのです。古い日本語には「野分」というのがありましたが、「台風」は新しい日本語のようです。
  でも、そもそも英語の本家本元である英国には、typhoonはないことから、元々の英語だったわけでもなさそうです。メールの方は、「中国あたりから英語に入ってtyphoonになり、それが日本語の『台風』になったという仮説が自然だ。」書いていました。
 「台風」という一つの言葉から、発見した「シルクロードの旅」。世界はつながっていますね。

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