6年生は総合的な学習の時間で「SDGs」について学習しています。
あるクラスでは、「海の豊かさを守ろう」というテーマで調べを進めており、「海ゴミの現状」について詳しい人にお話を聞きたいという意見がクラスで出ました。
そこで先日、NPO法人アーキペラゴの森田さんに来ていただき、講演とワークショップを行いました。
これは何か分かりますか?
そう、今や必需品となったマスクです。どこかで落ちたマスクが風に乗って飛ばされ、川から海へと運ばれ海底へと行き着いたのです。これらが自然の力によって分解されるには30年ほどかかるそうで、子どもたちは驚いていました。
また、こういった「海ゴミが海洋生物にどのような影響を及ぼすのか」というお話もあり、子どもたちは自分たちが出したかもしれない海ゴミが他の生き物を苦しめている現状を知りました。
ワークショップでは、紫外線を受けたり、ぶつかり合ったりする中で、バラバラに砕けた「マイクロプラスチック」を仲間分けしました。分類してみると、人工芝の破片や、堆肥カプセル、牡蠣の養殖に使うまめ管など、人間が生活する中で仕方なく出てしまうものも海ゴミとして存在するそうです。
先日の四国新聞でも海ゴミは年間約600万トン出ているという記事がありました。だれ一人として取り残さない、持続可能な世の中に向けて、我々が今できることは何でしょうか。
これからも子どもたちと考えていきたいと思います。