１年生の国語（下）の教科書の１ページ目に，『くもは がようし』という詩があります。
くもはがようし みやなか くもこ
しろい くもは
ゆめを かく がようし
どんなに たくさん
かいても
いいですよって
やさしく そらに
うかんでる
しろい くもに
なにを かこうか
かんがえる
おおきく なったら
したい ことや
いつか きっと
なりたい もの
この詩を読んで，１年生に「みんなは，どんなことを雲に書いてみたい？」と聞いてみました。
窓から見える雲を指さしながら，「サッカー選手」や「お花屋さん」，「モデル」や「警察官」など，将来なりたいものをたくさん語ってくれました。
そして，次の日。あいにくの曇り空で，空はどんよりしています。一人の男の子が，「昨日いっぱいみんなが雲に書いたから，今日の雲は黒くなってしまったみたい。」とつぶやきました。
今日の雲は，灰色をしていましたが，したいことや将来の夢を雲いっぱいに描いた子どもたちは，みんな満足そうな笑顔で，私も嬉しい気持ちになりました。