小中学生のための平和講演会(1/20)

6時間目に2年生を対象とした平和講演会がありました。これは、高松市平和記念館が主催するもので、高松空襲の実態を次世代に伝え、平和の尊さを理解してもらうために開催するものです。今日は、池田實さんに来校していただき、「高松空襲を語る!」と題してお話をしていただきました。当時、花園国民学校2年生(7歳)であった池田さんは、1359人が亡くなった高松空襲をコトデン瓦町駅から南数百メートルにある塩上町付近で体験されたそうです。1945年7月4日。午前2時56分。度重なる空襲警報の音、B29からの焼夷弾の投下、熱風、白煙、水田に逃げたこと、瓦町駅から火柱が上がっていたこと、自宅が全焼したことなどつらく苦しい体験を静かに語っていただきました。また、戦後の飢餓と貧困として、疎開先を求めて県内外の親戚筋を渡り歩いたこと、山小屋での電気のない厳しい生活、食料事情などについてもお話しいただきました。現在、世界ではウクライナとロシアの戦争はまだ続いています。平和の大切さを改めて考えさせられた1時間となりました。

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