卒業式の朝、春を思わせるまぶしい日差しが誰もいない校庭を照らしていました。
学校近くの坂道の黄色い菜の花たちは、今日の主役、卒業生が通るのをいまかいまかと待ちわびていました。
やがて、遠くから子ども達のはずむような声が聞こえてきました。
卒業生は立派な姿を見せてくれました。
保護者の方々のあたたかい眼差しに見守られながら、一生に一度の時を友と共に思い出の1ページに加えました。
卒業生が在校生に向ける目と在校生が卒業生に向ける目は特別でした。特別な時の流れがありました。
卒業生のみなさん、卒業おめでとう。
未来に向かってはばたいてください。