8月28日(金) マット運動 3年生

昨日(8/27)の4時間目、校内を散策していると、体育館で子どもたちが一生懸命活動していたのでのぞいてみました。

すると、3年生がマット運動の側方倒立回転の練習に、真剣に、そして楽しそうに取り組んでいました。

体育館にタブレットが設置され、動画機能を使って、自分のできばえをその場でチェックしながら、子どもたちは何度も意欲を持って挑戦しており、感心しました。

熱中症が心配されるこの頃ですが、窓や入り口を全開に開け放った昨日の仏生山小学校の体育館は、平池や前池の方から吹いてくる風が通り抜け、心地よく感じられていました。

中学年の時期に、マット運動をはじめとする器械運動にしっかり取り組むのは、大変意義深く大切です。身体を逆さまにしたり、腕で身体を支持しながら回転したりするなどの運動感覚は、なかなか日常生活の中だけでは養われにくい感覚です。ましてやコロナ禍の今年、臨時休業で体育の時間も少なくなり、休み時間にも友だちと転げ回りながら遊べる機会が激減しているのが実情です。

逆さ感覚や回転感覚は、三半規管等の機能を高め調整するなどの身体能力につながり、車酔いの防止や転倒などの際に身体を丸めけがを防止するなどの力にもつながるそうです。そして、そういった自分の身体を思うように動かす運動感覚である『神経系』の発達は、有名なスキャモンの発達曲線(右図:文部科学省ホームページ『幼児教育の重要性』より)でも紹介されているとおり、小学校中学年に当たる年齢までが発達させる最適な時期であることが明らかにされています。

熱中症対策、感染症対策に万全を期しながら、この時期に逃してはならない学習にしっかり取り組んでいけるよう、教職員一同力を合わせ子どもたちと頑張っていきたいと思っています。

保護者の皆様、地域の皆様の応援もよろしくお願いいたします。

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