乳児とのふれあい体験学習 Part2

■今日は、乳児とのふれあい体験学習の最終日。ご協力いただいたお母さん方にも心から感謝いたします。大切な赤ちゃんはもちろんのこと、育児手帳、胎児のエコー写真、ヘソの緒、哺乳瓶、小さな手形とともに大切な写真集などなど、何ものにも換えられない宝を惜しみなく生徒たちにお見せいただきました。生徒たちは自分の過去を見るかのように、それらに見入っていました。私たちの想像以上に、ネットなどで仮想現実が浸透しています。生徒たちにとって、リセットのきかない現実を実感する、とても貴重な体験となりました。このような実体験を通して、本当に大切なものは何なのか、大切なものの順番がはっきりと分かってくるのではないかと思います。

■妊婦体験用のベストを着けると、靴下をはくのも一苦労、講師の母さん方の話で聞いたとおり、想像以上に立ち上がるのもたいへん。妊婦さんの気持ちや出産のたいへんさを、すべてとは言いませんが実感したようです。

■赤ちゃんのオムツ替え。小さな妹や弟がいる女子は特に手際がいいですね。男子生徒の多くは、人形の赤ちゃんが気の毒になるほど悪戦苦闘していました。イクメンへの道はこれから、がんばれ。

■赤ちゃんのイスと化している男子生徒たち。赤ちゃんの顔を見て笑顔で話しかけ上手にみんなであやす女子生徒たち。オキシトシン満載です。男子生徒もあやそうとしますが、どちらかというと戸惑いの笑顔。もう一度、「イクメンへの道はこれから、がんばれ」。とにかく、赤ちゃんには、周囲を笑顔にする力がありますし、泣き叫んで皆の注意をひくのも赤ちゃんの大切な能力です。赤ちゃんは地域の宝、大切な宝を社会の中心にすえることのできる社会は、幸多き社会でしょう。そんな社会にしたい、そう考ることのできる生徒になってほしいと心より願っています。

■教員が赤ちゃんを抱くと、なぜ、「どんなものだ」という顔になるのかは分かりませんが、若い教員にとってもよい経験です。

■お母さんや赤ちゃんには毎日でも来ていただきたいくらいですが、赤ちゃんとの触れ合い体験は本日で一区切りです。改めて、お母さん方、赤ちゃんたち、NPO法人わははネットの皆さん、子育て支援課の皆さん、ご協力ありがとうございました。
※希望する生徒は、わははネツト香西の活動に職場体験やボランティアとして参加できます。このような地域活動にも積極的に参加してください。

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