令和3年12月3日(金)  人権講演会

 本日午後人権講演会を開催しました。今年度は、「コロナ禍における差別といじめ問題を考える」と題して香川大学大学院の先生にご講演をいただきました。まず「偏見」と「差別」について、偏見は特定のグループに属している個人に対して、その属性を理由として「嫌悪」などの否定的な感情をもつことで、差別とはその偏見をもとに集団や個人に対して正当な理由なく不利益を生じさせる行為であることを学びました。コロナ差別では、見えないウイルスという敵に対する不安を、特定の対象を敵と見なして安心感を得ていること。いじめは、本人の不安を標的とする子の欠点を探し、周囲に差別意識を持たせることで生じます。どちらも周りの人が声を上げること、違いを知り相手に対する思いやりをもつことが大切です。講演会を通じて、「もしかたしたら他人に~してしまっているかも」という意識を常に持ち、自分が他者に向けて偏見を持ったり差別をしたりすることのないようにしたい」「こわくてもいじめられている人を見つけたら見て見ぬふりをせず声を上げて助けたいです」などの感想が見られました。

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