教育実習生 授業に挑戦 その2 国語

■今日で教育実習の期間が終了しました。3週間はあっという間ですが、見習いとはいえ教師の立場で初めて学校に勤めるとなると、一日一日が驚きの連続で、大学生活とは全く違います。ここ1週間は遅くまで指導案づくり。パソコンとにらめっこしています。頑張っているなと思いながら横を通り過ぎて、1時間後にまたそこを通ると1時間前と全く同じ姿勢でパソコンの前にいました。計画している授業がうまく流れず苦労しているのか、あるいは、指導の先生の助言を咀嚼しようとしているのでしょう。この苦労が大切。苦労して準備した授業が、今日の2時間目に行われた実習生最後の実践授業です。岡山理科大から担当の先生も評価に来られていました。
■1年2組 国語 題材「ちょっと立ち止まって」
学習課題は「筆者が伝えたいことを読み取ろうという」でした。錯覚でよく使用される絵を例にとりながら、見る角度や着目点、遠近を変えてみると、全く違った見え方ができること。これは視覚的な見え方だけでなく、物事の考えも捉え方次第で変わってきます。筆者が伝えたかったこのことを学級全体で共有した上で、各4人グループで今度は、見え方、捉え方が違ってくる実例を自分たちなりに考えてみる。そして、小ボードに書いて発表するといった授業でした。学んだことを実生活の中に当てはめてみるのは、結構難しいもので、ジャンプ的な課題でしたが、そこまで考えて初めて自分で「分かった」と言えます。一方的な先生の話を聞く時よりは、やはり、あーだこーだと子ども同士が対話的に学び合う時の方が、生徒たちはいい顔しています。実習生はしきりに汗を拭っていましたが。生徒も先生もよくがんばりました。

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