6月21日(金)深みのある 心の花タイム(2,5年)本の紹介

以前国語の研究授業を実施した2西の子どもたちが、「がまくんシリーズ」の中で好きなお話の感想を5年生に紹介しました。2年生が5年生の教室に向かい、代表がはじめのあいさつをし、ペアになって紹介が始まりました。

2年生は、自分が書いた感想とその本をもって、そして、5年生は、2年生の紹介を聞きます。この教室の空気が、温かく、なんとも微笑ましいのです(子どもたちの表情などを鮮明な画像で紹介できないのが残念なのですが・・・)。

本校は、先日、高松市教育委員会から「異学年学級・異年齢学習集団による教育活動の試行実践」に関する研究指定校に推薦されました。香川だけでなく、日本の教育課題でもある子どもたちの自尊感情や人間関係調整力、コミュニケーション能力を高める教育活動の在り方について、実証成果を得ることを目的とする研究です。

2年生にとっては、5年生に紹介するという目標が学びの付加価値となります。一方、発表のいいところや紹介された本を読んで感想を書く5年生にとっては、これまでの国語等の学びを通して身につけてきた語彙力や読解力、そして他者理解を伴いながら対話で相手の気持ちを理解し、感情を言葉で表現できる力などを発揮する付加価値が生まれます

ぜひ、普段の学びにこのような付加価値をつけたいものです。5年生のある子どもは、2年生の話し方や句読点の使い方だけでなく、「初めて会ったのに発表が上手で少し驚きました」といった感情を表出したり、また、ある子どもは、2年生の時の学習を思い出しつつ「このかえるのせかいというふしぎな・・・」といった自分と対話しながら、その子が2年の時よりも深い読書の世界に誘われている姿を見せたりしてくれます。(もちろん、2人とも2年生が読むことを考えた書きぶりです)

最後に、それぞれがこの時間の感想を言い、ハイタッチをして終わりました。ふと教室の黒板を見ると「メリハリ 全力で楽しもう」という担任からのメッセージ。宿泊学習の出発式で言った「メリハリをつける」ことをこれからの学校生活で、5年生は大いに発揮してくれることでしょう。そう、この温かさは、このような5年生の心の姿勢があったからかもしれません。

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