人権集会が開かれました

11月19日に、各学年がこれまでの人権学習を発表する人権集会が開かれました。今年は放送室からリモートでの発表となりましたが、どの学年もこれまでの学習の成果をしっかりと伝えることができました。

1年生は、ブラインドウォークや高齢者の方との関わりを考える活動を通して、さまざまな立場の人々と共に過ごす社会のあり方について考えました。2年生は、平和新聞の作成や資料館の見学を通して平和学習を行い、自分たちが築いていく平和な世界について考えました。3年生は、ハンセン病や新型コロナウイルス感染症の学習を通して、差別をなくしていくために自分たちが今できることについて考え、学級人権宣言を行いました。

各学年の人権委員さんがしっかりと学習の成果を発表してくれたので、他学年の学習を知ることができ、人権意識をより一層高めることができたのではないかと思います。

また、生徒会役員の皆さんによる人権についての発表もありました。実演を交えながら、実際に学校で起こりうる人権を軽視した行為を紹介し、玉中全体の人権意識向上を呼びかけました。

人権集会の後半は、高松市教育委員会人権教育課 社会教育指導員 佐藤敦雄さんによる講話が行われました。様々な実例から、「確証バイアス」(=人は根本的にものごとにバイアスをかけてしまうもの)についてお話しくださいました。「確証バイアス」に対して私たちができることは、自分もバイアスを持っているという自覚をもつこと、その情報は本当なのか疑問を持つこと、第三者の意見を聞くこと、実際に自分の目で確かめること、などです。偏見から差別を生まないために大切なことを、改めて考えさせられました。

生徒の皆さんには、今回の人権集会で得た学びを授業の中だけで終わらせず、ぜひ実生活に生かしてほしいと思います。自分たちの未来を、自分たちの温かい心で、よりよいものにしていきましょう!

 

 

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