大発見!マツヘリカメムシ

「先生、これ見て、見て。」と3年生の児童が標本と一つの論文を持ってきました。論文を読むと、どうもその標本は四国にはまだ生息報告がされていない外来種マツヘリカメムシではないかということでした。

木太北部小学校で発見されたマツヘリカメムシ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発見したのは、木太北部小学校の廊下だったそうです。家に持ち帰ってお母さんと調べたところ、四国ではまだ見つかっていない種類のカメムシではないかということになり、学校に持ってきてくださいました。論文を執筆した一人が鳥取県立博物館の方でしたので、写真を撮って鑑定をお願いしました。すると今日、次のような返事がきました。『先ほどお送りいただいた写真確認しましたが、マツヘリカメムシで間違いないです。この外来種カメムシについては現在も知り合いの研究者と共に動向を気にかけていますが、今のところ四国からの記録はないはずです。詳細こちらでも調べてみますので、またお電話等でお話しさせてください。』標本を持ってきてくれた3年生の児童は、今年の課題図書「わたしのカメムシずかん」を読んでカメムシについて興味を持っていて、たまたま廊下にいた標本を調べてみたところ、今回の大発見となりました。身の回りに大発見はある。でもそれに気づくかどうかだとマツヘリカメムシと3年生の児童に教えてもらいました。

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