半夏生にちなんだ給食が出ました。(7月3日)

半夏生とは、夏至から数えて11日目の日から5日間のことで、ハンゲショウ(カタシログサ)という植物の葉が、名前の通り半分白くなって化粧している頃でもあり、今年は7月2日から6日までが半夏生となるそうです。

半夏生は、米作りを行う上でとても大切な節目で、昔は半夏生までに田植えを終わらせないと、米の収穫量が半分になると言われていました。香川県では、米と麦の二毛作が行われていたので、5月末から半夏生までの間、麦刈り・水田の準備・田植えと、とても忙しい時期でした。大変な作業を手伝ってくれた人に、香川県ではうどんをふるまう風習がありました。また、とれたばかりの小麦粉を使っただんごに、あんこをまぶしていただく「はげだんご(半夏団子)」は、昔から伝わる香川の半夏生の料理です。

香川県の農村では、半夏生にたこを食べる習慣があります。これは、田んぼに植えた稲の苗が、たこの足のように大地にしっかり根付いて、豊作になりますようにという願いが込められているそうです。

今日の給食では、半夏生にちなんだ「たこめし」と小麦粉を使った「すいとん汁」が出ました。献立についての動画を見ながら、みんなで半夏生の給食をいただきました。

地域に伝わる食文化について知る機会になればと思っています。

 

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