9月23日(月)授業改善の視点について

9月19日(木)の午後に校内の授業研究がありました。どの学級も子どもの主体性が発揮され、子ども同士の話し合いや発表などが活発に行われていました。この日は、教員が3グループに別れ、それぞれの授業参観後に研究討議を行いました。(写真左から【5東】国語、【1東】道徳、【浅野西】国語)

 

本校では、主体的・対話的で深い学びの視点から授業改善に取り組み、9月の学校だよりに書いた生きる力を育もうとしています。では、この学びの視点における子どもの姿とは、どのような姿なのか、本校の考えを簡単に?説明いたします。

「主体的」・・・自分のこれまでの学びを振り返り、これからどのように学ぶのか見通しを立てて学ぶことなぜこのような学びをするのかを考えながら学ぶこと。(その逆は、先生に言われたから、何も考えずにやっている姿、それをしてどうなるか、やっていることの意味を考えていない、意味を感じていない姿)

「対話的」・・・「人(友達や先生他)」「もの」「こと」などから情報を主体的に得ることはもちろん、いろいろなやりとりをして、自分の考えを進め、その考えを表現し、それをもとにさらにやりとりを進めるような姿。他の考えに出会い、それを共有し、いろいろな考えや見方を踏まえてそれを理解し、自分なりの考えを深めている姿。(その逆は、例えば、とにかく覚えるだけの学習、単に問題集を解くだけの学習)

「深い学び」・・・世の中の見え方が変わるような、その学習内容の価値に向かい、その学びを通して、他の場面や他教科等の学びとのつながりもが見えるような学びの姿。「どのような視点で物事を捉え、どのような考え方で思考していくのか」というその教科等ならではの物事を捉える視点や考え方(※見方・考え方)を働かせ、知識を関連づけたり、考えを形成したり、解決策を考えたり、意味や価値を創造したりする姿

以上の視点から授業改善に取り組んでいますが、それは毎時間ではなく、1つの単元など大きな学習のまとまりを通して、上のような学びを実現しようとしています。今後は、オープンスクール等の授業参観の際には、このような視点でもご覧いただくとともに、家庭学習や家庭・地域の学びの場において、このような姿が発揮されるよう励ましや賞賛などご協力をよろしくお願いいたします。なお、当日の授業の様子については別途ご紹介いたします。

※「見方・考え方」・・・例えば、社会では、「社会的な事柄を、位置や空間的広がり、時期や時間の経過、人との相互関係といった視点から捉え、比較・分類、総合するなどして考えること」また、理科では、「自然の事物や現象を、量的、質的、時間的、空間的といった視点から捉え、比較したり、関係づけたり、条件を制御したりして考えること

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