小学生、ましてや低学年ともなると、自分の感情や思い、経験をそう上手く言葉にして表現できません。
「聞く」というのは、「音として会話をきく」「情報を耳に入れる」といった意味で、「聴く」は、「耳を傾け、相手の心に寄り添いながらきく」といった意味です。
「聴」という漢字を分解すると、「耳+十+四+心 」となり、耳だけでなく、美しい心、広い心といった十四の心で聴くという意味もあるようです。
また、耳に目と心を+しているから、心の目で見て感じて聴くことが非常に大切だという意味もあるようです。
さらには、耳・目・心を持って聴く、「徳を持って耳を傾ける」という意味もあるようです。
教師や親といった身近な大人は、しっかり子どもの言葉にならない言葉を聴くことが大切だと思います。子どもが話す前に、「なんでしたん?〜だからと違うん?また、〜したんちゃうん?」と、大人が次々と話すことはないでしょうか?