10月21日 狂言観劇に感激!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京都から茂山狂言会の皆さんが来てくださいました。

4~6年生が「柿山伏(かきやまぶし)」と「「附子(ぶす)」を観劇しました。

「柿山伏」は、お腹のすいた山伏が、見つけた柿の木に登り、柿むしゃむしゃ食べているところに柿の木の持ち主が通りかかります。持ち主は、山伏を少し懲らしめてやろうと、「木の梢に隠れているのは、カラスかな、カラスなら鳴くはずじゃ」「とんびかな、とんびなら飛ぶはずじゃ」と山伏を木から落としてしまいます。

「附子」とは、トリカブトからとれる猛毒のことです。主人が、太郎冠者と次郎冠者に留守番を頼みます。入れ物の中には、風に当たっても命を落とす「附子」が入っているから、人が近づかないよう番をするよう命じます。

太郎冠者と次郎冠者は、主人が出かけた後、入れ物の中が気になります。風に当たっても命を落とすと言われたので、逆風を起こしながら近づき、入れ物の中をのぞくと、なにやらおいしそうなものが……。食べてみると、毒どころか甘くておいしい砂糖だったので、奪い合って食べてしまいました。大変!、主人が帰ってきたら叱られます。

そこで、主人の大切にしていた掛け軸を破ったり、天目茶碗を割ったりします。帰ってきた主人は、案の定、激怒です。

「留守番中に居眠りをしてはいけないので、すもうをとっていたら、誤って軸を破り、茶碗を割ってしまいました。死んでお詫びをせねばと附子を食べました」と言い訳をするお話です。

室町時代から続く狂言。言い回しが難しい言葉もありましたが、とても面白く、笑いの起こる楽しいひとときに感激でした。

カテゴリー: お知らせ パーマリンク