人権教育講演会

これまで、いじめやなかま外れのない学校にしようと、全校を挙げて様々な取り組みを行ってきました。

絆月間の取り組みなどを通して、友だちの大切さについてしっかり考える子どもが増えてきたように感じています。また、普段の子どもの様子を見ていると、友だちに対して優しく接している子が増えてきていると感じています。

先日の授業参観では、6年生は平和について、5年生はハンセン病について、1~4年生は道徳や学級活動を通して友だちとのかかわりの在り方について、各クラスごとにしっかり学んでいる姿が見られました。

さて、今回は、人権教育講演会です。今日は、「人権」ということを考える根本ともなる「命の大切さ」について、お話しいただく機会を得ました。

講演を行ってくださったのは松本紀生さん。松山市在住で、1年の約半分をアラスカで動物や自然の様子を撮影されている写真家の方です。フォトライブという映像を駆使した講演がこの方の独特な手法となっています。

映像を見ながらの話ですので、1年生でもしっかりと感じてもらえるのではないかと思い、今回初めて、全校生と保護者の方でお話を聞くことにしました。

オープニングでは、自己紹介と厳しいアラスカの気候についてお話しいただきました。テントの中でも顔が凍りつくほどの寒さになるという話です。

 

それから少しずつアラスカの豊かな自然について語ってくださいました。ザトウクジラの狩りの方法であるバブルリングの様子、おびただしい数の鮭の遡上、見渡す限りのカリブーの群れなど、躍動感ある映像によって、子どもたちはアラスカの世界に引き込まれていきます。

 

 

子どもたちは、予想していた以上の圧倒的な自然の姿に感動していました。講演中、子どもたちの驚きの声が途切れることがありませんでした。

 

「何一つ無駄な命はない。アラスカの大自然の中では、命がつながり合って営まれている。」これは、松本先生の言葉です。きっと子どもたちも自分の命、友だちの命の大切さにも気付いてくれたのではないかと思います。

お話の最後は、オーロラ。日本では見ることのできない神秘的な光景が次々に映し出されると、子どもたちから感嘆の声が上がっていました。

 

講演の最後は、感想・質問タイム。多くの子どもたちが手を挙げ、感想を述べたり、質問したりしました。「映像があまりにきれいで感動しました。」「オーロラは、どうしていろいろなかたちや色があるの?」など、途切れることなく子どもたちの話が続きました。

 

きっと子どもたちは、松本先生の講演から多くのことを学んだことと思います。

今回、多くの保護者の皆様にもご参加いただきました。ご参加いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。ぜひ、今回の講演の内容についてご家庭で話題にしていただければと思います。

また、都合で参加できなかった保護者の皆様も、ぜひ、講演の内容について、お子様から話を聞いていただければと思います。

十河小学校では、今後も人権についての取り組みを進めていきます。

 

 

 

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