檀紙地区出身の画家、野生司 香雪(のーす こうせつ)さんについて、顕彰会の方から6年生がお話を聞きました。
野生司 香雪さんは、1885年に檀紙村(現・檀紙町)にて僧侶の長男として生まれ、現在の高松工芸高校、東京藝術大学で学びます。
そして、47歳の時にインドのサールナートにて壁画を制作することととなり、現地の厳しい自然や経費不足等の苦労もありながら、5年の歳月をかけて壁画を完成させます。
帰国後も長野県の善光寺雲上殿壁画を制作するなど、生涯をかけて画業に取り組みました。
インド、サールナートの壁画は長い年月が経ち、画面が剥がれ落ちるなどの状況になっていました。そこで、顕彰会の方々が中心となり保全プロジェクトに取り組んだそうです。
保存修理が終了し、よみがえった壁画の様子です。
6年生にとって大先輩にあたる香雪さんは、強い意志をもって自身の仕事に真摯に取り組み、大きなことを成し遂げました。
人生や生き方についても考えさせられるお話でした。