質問教室なのに 「自分で調べよ?」とは・・・

■1年生の質問教室・補習の様子です。この日は約50人程度の生徒が参加していました。写真のように、最初に団長先生の健康観察と手指消毒輪して、密にならないように複数の教室に分散して学習していました。ところで、ある教室の黒板に次のようなことばが書いてありました。
○時間を無駄にしないようにしよう!
○今日、何をどこまでするのか 決めてからすること
○分からないところは 必ず教科書を読め
○今日やるべきところが終わったら帰ってよい。時間ではない。
何か勉強合宿というか、まるで虎の穴的な雰囲気を感じます。質問教室なのだから「分からない所は質問しよう」となりそうですが。黒板にはそうではなく、「まずは自分で調べよう」と書いています。このことから、この質問教室は勉強する姿勢を重視したものだと分かります。無論、質問するなという意味ではありません。質問教室なのに、自分でしなさいと言うのは、一見矛盾しているようですが、そうではありません。中学校で学習する内容量は自分からする姿勢がないととても間に合いません。そもそも何を質問していいかも分かりません。だから、今のうちに、生徒の皆さんには能動的な学習態度を身につけておいて欲しいのです。このような教員の強い思いが黒板に表れているのです。

■教員も勉強してます。最近はもうすっかり写真のようなテレビ会議システムでの研修が定着してきました。出張で学校を離れ、教育センターなどに集まって行う研修が遠い昔のようです。もっとも、教員にはコミュニケーション能力が欠かせませんから、新型コロナウイルス感染が治まれば、いわゆる同じ空気を吸いながらの研修も復活するでしょう。相手の息づかいを感じつつ、場の雰囲気を読みながら相手とコミュニケーションを図ることはとても大切ですから。いずれにしても、基本的には講義を基調とした研修や、三密を防ぐ必要がある場合や、時間を節約したい時には、テレビ会議システムはたいへん効率的な方法に間違いありません。

 

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