8月5日(水)【学習】セミのいのち

校長室横の木。しっかり鳴いた昨日の午後、たくさんのクマゼミたちが、木の幹で食事をしながら休んでいるようです(赤丸がクマゼミ。たくさんいます!)。

今朝同じ場所を見てみるとアブラゼミが一匹だけ。クマゼミは見当たりませんが、木の上の方からはクマゼミの大きな声が聞こえています。

さて、アブラゼミは夏の成虫の間に木の幹に卵を産みます。その卵が孵化するのは翌年の梅雨どき。孵化した幼虫は土の中へ潜っていきます。セミの一生の大半は土の中で、3~17年にもおよぶのだとか!

成虫になってからの寿命は、1週間くらいといわれていますが、環境さえ整えば1カ月くらいは生きられるそうです。成虫の期間は限られた短い時間。その間にセミにはしなければいけないことがあります。それは、子孫を残すこと。

昨日の午後、校舎西側のアブラゼミを見に行くと、上にいたセミが矢印のように動いて、なんと交尾を始めました。みなさん見たことありますか?いのちをつなぐ貴重な瞬間。ハート型に見える気がしませんか?このセミたちの子どもが鳴き出す夏は、何年後なのでしょう?子孫を残したこのセミたちは、まもなく一生を終えてしまいます。

  

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