10月23日、香川県教育カウンセラー協会顧問の大島賢士先生をお招きして、5・6年生と保護者の方を対象に人権・同和教育講演会を行いました。
演題は、「自分を大切に、他の人を大切にすること」~人権感覚を育てよう~ です。
子どもたちは、人権という言葉を聞いたことはあるけど、どのようなものなのかを考えたことはあまりないようでした。大島先生は、その人権を子どもたちに分かりやすく、そして楽しく教えてくださいました。
大島先生は、人権を支えるために必要な力を教えてくださいました。まず、“わたし”をもつことです。大島先生は「1番好きな季節」「うどん屋のメニュー」といったお題で、4つのコーナーから自分のすきなものを1つ選んで動く体験をさせてくださいました。友達と選ぶのではなく、自分の意思で動くことで、自分の思いや考えを大切にすること、そして、表現したり行動したりできることが必要であることを学ばせていただきました。
次に、“わたしとあなた”です。つまり、信頼関係です。そのことを実感するために、二人組で片方が目をつぶり、もう片方が道を案内する体験をしました。信頼関係には、言葉は必ずしも必要ではなく、大事なのは優しい心をもつことだということが分かりました。信頼関係があるからこそ、前向きに考えられるようになったり、考えを深くしたりすることができます。
この講演をお聞きして、子どもたちは自分と相手の違いを理解しようとすること、そして、自分の思いや考えを深くしていくことが大切だと学びました。「あなたは自分を大切にしていますか」という質問に、全員が「はい」と答えられるようになってほしいと思います。
大島先生。子どもたちに自他を認め合い、高め合っていくことについて教えていただき、ありがとうございました。