「桜が開花していました」

 10月21日の下校時に5年生の女子が「校長先生、桜が咲いている!」と知らせてくれました。場所は東門のフェンス近くの桜の木です。「写真撮っておくよ。」と約束していましたので、本日写真を撮りに行きました。しっかりと枝に桜が咲いていました。「それにしても季節外れだが・・・」と思い、調べてみることにしました。
(桜は本来、夏の間に翌春の花芽を作ってから休眠に入ります。このとき、花芽には、葉で作られ、花芽に届く「休眠ホルモン」によって、咲くことを「待て」の状態にされているのです。そして、葉が落ち、冬の寒さで休眠から目覚め、次第に春の暖かさを感じて、つぼみが成長して開花を迎える、というサイクルだそうです。ところが、夏に何らかの原因で葉が落ちてしまうと、継続的に花芽に届けられる休眠ホルモンが十分に届かなくなってしまい、夏の終わりを告げる涼しさを冬と間違え、その後再び気温が高くなると「あ、春が来た」と勘違いしてしまうのだそうです。すると、開花までのサイクルが早まり、秋に花を咲かせてしまうことになってしまうようです。)
 桜の花は勘違いして開花したようですが、5年生と女子はその様子をあたたかく見守ってくれていました。

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