写真は、昨年の5月の給食に出た「きなこっ茶揚げパン、牛乳、肉だんごのスープ、海藻サラダ」のメニューです。
「♪夏も近づく八十八夜、野にも山にも 若葉がしげる・・・♪」という「茶つみの歌」があるように、5月になると新茶が出るようになります。歌にある「八十八夜」とは、立春から数えて八十八日目のことで、5月1日頃です。このころとれたお茶のことを新茶といい、一年中で一番おいしいお茶と言われています。お茶の葉には、ビタミンCが多く含まれていて病気に対する抵抗力をつけたり、ストレスを解消したりする働きがあります。最近では、緑茶に含まれる「カテキン」という成分が、体によいと言われています。
子どもたちに人気の揚げパンですが、毎年5月には、高温の油でさっと揚げたコッペパンに、青大豆のきなこと、粉末にしたお茶と砂糖をまぶした「きなこっ茶揚げパン」にします。お茶の香りを楽しめる一品です。
ご家庭でも作ってみてはいかがですか。
〔きなこっ茶揚げパン〕 4人分の材料と作り方
コッペパン・・・4本(1本約80g) 揚げ油・・・適量
青大豆きなこ・・・大さじ2 砂糖(三温糖)・・・小さじ4 抹茶・・・小さじ1/2(好みで加減してください。)
※コッペパンが手に入らなければ、食パンの耳やフランスパンの薄切りでも代用できます。
※青大豆きなこや三温糖がなければ、普通のきなこや上白糖でもOKです。
〈作り方〉
1 青大豆きなこ、砂糖(三温糖)、抹茶をダマができないように混ぜ合わせる。
2 揚げ油を180℃に熱し、パンを入れてひっくり返しながら短時間で揚げ、油をしっかり切る。
3 1の粉をパンにまぶす。