秋の校外学習 3年

   

3年生は、社会科で昔の生活について学習をしています。その学習をさらに深めるために、三豊市詫間町にある民族資料館へ行ってきました。

はじめに、資料館の方から昔使っていた道具を手に、大変わかりやすく、ユーモアを交え、説明を受けました。時折、児童に質問を投げかけていました。児童は、絶妙な語り口に引き込まれていました。内容も実際の体験を元に笑いありで、うんうんとうなずかされるような時間でした。

最初は、全員で七輪に火をつける火おこしに挑戦しました。うちわと竹筒で頑張っていましたが、煙が立ちこめる中、徐々に炎が立ち上がっていました。グループで協力しながら、道具を使って昔の人の苦労を垣間見ることができたようです。その後、持参した大豆を七輪の上の焙烙で炒り、焦げ付かないようにかき回し、石臼を回して粉に挽きました。館内は、きなこの懐かしい香りでいっぱいになりました。石臼の間からこぼれ落ちるきなこに、感動していました。

次に、洗い桶につけた洗濯板を使って、手でごしごしとハンカチを洗濯しました。炭を入れたアイロンで、ハンカチにアイロンがけを体験しました。

また、稲わらを編む体験もしました。稲わらを編む足踏み器で、しめらせた藁を二カ所の投入口に差し入れ足踏みをしていくとどんどん藁縄がかごの中にできていました。

そのほかにも、館内に多くの資料が展示されているものを、スタッフの方の説明を受けながら、より学習が深まりました。便利になった今と昔の苦労を肌で感じることができた時間でした。

昼食は、近くの公園で青く澄み切った秋空の元、それぞれの児童は、自分で焼いた卵焼き、おにぎりなどほおばっていました。遊具で遊び、駆け回って楽しい歓声が響き渡っていました。

わかりやすく説明していただいた詫間民俗資料館の方々のおかげで、児童は、学習したことを家庭に帰って語り合ったようです。たいへんお世話になり、ありがとうございました。

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