冬休み明けの登校日。一昔前なら3学期始業式です。

 2013年の始まりということで、大掃除をすませて全校集会が開かれました。写真は、教育文化祭作品展の表彰のあとの、各学年代表の今年の決意表明です。それぞれの学年の代表らしく、立派に決意を述べることができていました。それぞれの学年をしめくくる1月、2月、3月であると同時に、新しい学年を迎えるための3ヶ月であるということを自覚してがんばりたいということが述べられました。さまざまな課題はあると思いますが、初心忘るべからずです。しっかりと,この決意を持ち続けてなかまとともに前進する1年であってほしいと願っています。

 今年は、巳年です。少しこの巳年を調べてみると、「巳」(み、し)という字は、胎児の形を表した象形文字で、蛇が冬眠から覚めて地上にはい出す姿を表しているとも言われ、「起こる、始まる、定まる」などの意味があるそうです。
 「巳」を動物にあてはめると「蛇」になりますが、古来より、蛇は信仰の対象となっており、谷神(やとのかみ。谷や低湿地をつかさどる)、豊穣神、天候神などとしてあがめられてきました。祭祀やまつりごとの「祀」に「巳」が用いられているのは、「祀」とは自然神を祀ることをいい、自然神の代表的な神格が巳(蛇)だったからです。
 また、蛇は脱皮をすることから「復活と再生」を連想させ、餌を食べなくても長く生きることから「神の使い」としてあがめられ、全国各地に蛇神をまつっている神社があります。たとえば、七福神のひとつである「弁財天」は蓄財と芸能の女神ですが、蛇の形をした神としてまつられていることも多いです。また、蛇の抜け殻を財布に入れて蓄財を願うなど、お守りにする風習が今でもみられます。こんなところから、12支の一つとして位置づけられているのかもしれません。
 巳の特徴は探究心と情熱。蛇は執念深いとされていますが、恩を忘れず、助けてくれた人には恩返しをすると言われていることは、暮れにも記しました。

 復活と再生は、今まさにさまざまなところでテーマになっているようです。政治のこと経済のこと、東北地方、日本全体がよりすばらしい誇りの持てる姿に成長できるように願うと同時に、一人一人の新たな起ち上がりの年になればと願うばかりです。希望と夢を持ち続け、いろいろな目標をつかみ、成長する年にしていきましょう。

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