保育実践研修会⑧「身近なICT活用」を開催しました

 1月27日(月)、公立就学前施設対象に、「保育の専門性につながる知識や技能について理解を深め、保育実践に生かす~乳幼児施設における視聴覚機器の活用方法について学ぶ~」をねらいとして実施しました。
 令和4年12月に公立就学前施設にAndroidタブレット端末が導入されて2年、タブレット端末を含めた視聴覚機器の活用状況について、全施設にアンケートをとりました。研修1では、その結果を基に、少人数グループに分かれて取組内容について、情報共有や実践交流を行いました。各グループの活発な協議を通して、受講者からは「他の施設の活用を聞き手元で実際に操作したことで、分からなかった部分を知ることができた。」「小学校との連携を図る事前の話合いを、ZoomやMeetで行いたい。」「子どもの様子の動画を子どもや保護者と共有し、言葉だけでは伝わらないことを映像で伝えたい。」「様々なアプリを使ってみたい。」等の声があがり、今後の自園所での具体的な活用について意欲を高めました。
 研修2では、「ICT活用について・情報モラル」をテーマに講話を行いました。小学校のタブレットを活用した授業の動画視聴をし、これからの時代を生きる子どもたちに必要とされる情報活用能力や思考力につながるICT活用の可能性について学ぶ重要性を共通理解しました。また、「子どもの健康とメディア」について確認し、写真の取扱い等の情報モラルに関する教職員のリテラシーについて考える機会にもなりました。受講者からは、「小学校のICT活用の授業をみて驚きました。私も苦手と思わず、新しいことを学ぶことを楽しみたい。」「ICT活用で便利になる一方、保育者だけではなく、保護者や子どもたちにも、情報の取扱いについて注意が必要だと感じた。」等の感想が寄せられました。積極的なICT活用推進とともに情報モラルについて再認識する大切さを実感できた研修となりました。

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