10月10日(木)に、高松市総合教育センターで、「保育の専門性につながる知識や技能について理解を深め、保育実践に生かす。~豊かな感性や表現力を育む「絵画・造形あそび」について学ぶ~」をねらいとした保育実践研修⑦「絵画・造形あそび」を実施しました。
「『色とのじかん』を味わおう」と題して、芸術士のミズカ氏による講話と演習がありました。
講話では、「表現することは自分を知っていくことである」「表現はアウトプットの作業であるが、その前のインプットの時間が大切である」等、「表現」についての考え方や子どもたちと関わるなかで心掛けることを伝えていただきました。「子どもに素材の見せ方を工夫し、素材との出会いを大切にしている。」「できた作品を『上手』という言葉では評価しない。」等、受講者が多くのことに気付くことができました。
演習では、真っ白い紙にイエロー、ライトブルー、ピンクの色を感じながら自由に絵の具を載せ、作品をつくることをたっぷり楽しんだ後、自分の作品をグループで紹介し、描画してみて感じたこと等を語り合いました。最後に、それぞれの作品をロープに吊るして、みんなで鑑賞しました。
受講者からは、「描くことに没頭できた貴重な体験だった。先生の言うとおり自分と対話していた。」「子どもに『上手だね』といつも言ってしまっていた。ありのままの表現を言葉で伝えたい。」「心が満たされていると人の表現を認めることができるという言葉に共感した。心を満たす保育がしたい。」等の感想が寄せられました。
実体験したことで自由に表現することの意味を実感でき、豊かな感性や表現力を育む保育につながる研修となりました。
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