8月22(木)、「保育の専門性につながる知識や技能について理解を深め、保育実践に生かす。~豊かな感性や表現力を育む「音楽・身体表現」あそびについて学ぶ~」をねらいとして、保育実践研修会⑤「音楽・表現あそび」を、高松市生涯教育センターまなびCANで実施しました。
前半は、音楽教育を専門とし、児童・生徒の指導を始め、管理職や指導主事のキャリアも積まれた谷薫氏による「歌・リズム・楽器あそび」の実技講習を行いました。豊かな生活や人間形成に関わる音楽の力、正しい知識と技能を身に付けたエンターティナーとしての保育者の姿、一人一人の個性を生かした集団のあそびの楽しさを、体験を通して学ぶことができました。「音楽は、人の心を癒やし豊かにしてくれることを実感した。子どもも音楽一つで表情が変わると感じている。」「心地よい音色を生み出す楽器の奏法を知り驚いた。日本の歌の言葉の優しさやオノマトペなどの表現の美しさを改めて感じた。」などの感想とともに、多くの受講者から日常保育の見直しや活用への意欲を感じました。
後半は、芸術士のミキユキ氏による「身体を使った表現あそび」の実技講習を行いました。幼児の指導はもちろん、ダンサーや演出家、様々なワークショップの講師としての実績に基づく「身体表現」の考察(役割や必要性)は、実践を通して、力強く確かに伝わってきました。子どもに対して無意識にレッテルを貼ったり枠にはめ込もうとしたりする自分、自身を開放し自由に表現する楽しさを感じる自分の姿に気付き、身体表現がもつ大きな力を実感しました。「言葉でないものを表現することを難しく捉えていたが、もっと自由で面白いものだと感じた。自分自身が心を解放して、子どもたちとの生活を築きたいと思った。」「子どもたちが自分を表現できる場をつくっていこうと思った。ペアやグループで、相手の存在を感じながらみんなで楽しく表現したい。」などの感想が寄せられ、非言語における豊かな表現について、学びの多い研修会となりました。
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