第3回中堅教諭等資質向上研修Ⅰ・夏のオンライン公開講座を開催しました

 8月5日(月)に、第3回中堅教諭等資質向上研修Ⅰが、オンラインで開催されました。この研修には、教職7年目の中堅教諭と受講を希望された先生方の計82名が参加しました。
 前半は、高松市人権教育課指導主事から「人権・同和教育の基礎知識」と題して部落問題学習をはじめハンセン病やLGBT等人権課題に関する講話を通して、人権に関する知識を深めていきました。受講者は、正しい知識を身に付けることで差別をなくしていける人を育てる大切さを実感していました。
 後半は、「子どもとつながる・子どもがつながる学級づくりワークショップ」と題して演習を行いました。普段何気なく使っている言葉に着目して考えてみることで、自分の人権感覚を磨くきっかけにもなっていました。人権感覚は、理解するものではなく経験して身に付いていくものです。そこで、受講者はグループに分かれ、参加体験型学習として「ないとこまるもの」ダイヤモンドランキングや「さまざまな家族」の絵を見て想像したことを交流するなどし、互いに他者の考えを理解し合っていきました。
 子どもの人権感覚を高めて実践力に結びつけるためには、まずは教師が、自身の人権感覚を日々磨き続けていくことが求められます。本研修が、思い込みや固定概念を見つめなおし、多様な考え方を知るきっかけとなることを期待しています。

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