第2回中堅教諭Ⅰ・第3回中堅養護教諭資質向上研修Ⅰ・第4回中堅養護教諭資質向上研修Ⅱを開催しまし

 7月25日(木)に第2回中堅教諭等資質向上研修Ⅰ、第3回中堅養護教諭資質向上研修Ⅰ・第4回中堅養護教諭資質向上研修Ⅱが開催されました。この研修には、教諭77名、養護教諭10名の計87名が参加しました。
 研修の前半は、臨床心理士 阿部ひろみ氏より「児童生徒理解に基づく教育相談の在り方」と題し、気になる子に寄り添う視点や教育相談時のポイントを教えていただきました。カウンセリング時には膝をくむ等「非言語行為にも気を付ける」ことが大切であることを学んだ後、ペアで話し手・聞き手に分かれてロールプレイしました。5秒話を聞いていない行為をしただけで、話し手は心理的にダメージを受けることを体感していました。
 後半、教諭は「主体的・対話的で深い学びを実現する授業づくり」と題して、総合教育センター研修係長より講話・演習がありました。PISA平均得点の経年変化や全国学力・学習状況調査生徒質問紙等のデータより、学力は伸びてきている一方、自律学習する自信がないと回答する生徒の実態が示されました。それに対してどうしていくのかを考えてチャットで送信したり、授業の指導計画を作成したりしていきました。互いの考えをタブレットで見ながら熱心に協議が行われていました。
 養護教諭は「養護教諭の職務」「保健室経営の充実」と題し、保健体育課指導主事より講話・演習がありました。中堅養護教諭Ⅰ・Ⅱそれぞれで話し合ったことをまとめ、共有していきました。また、各自が保健室経営において力を入れていること等も紹介し、貴重な情報交換の場になっていました。 
 最後に、係長より「研修観の転換を」という話があり、様々な研修を受講できるシステムも紹介されました。自ら積極的に研修し、教育専門職として必要な資質向上が一層図られることを期待します。

カテゴリー: 研修会 パーマリンク