保育実践研修会①「子ども理解」(私立)を開催しました

 7月12日(金)、「日々の子どもの姿から経験していることを見取る等、子ども理解について学ぶ」をねらいとして、私立こども園・保育園(所)、地域型保育事業所、認可外保育施設の先生方を対象に研修を実施しました。
前半は、「高松っ子いきいきプラン改訂版」「高松っ子いきいきプラン改訂版の活用資料子どもの学びをつなぐ」の作成の経緯や活用方法について確認するとともに、子どもの学びを伝え合う際に有効な「子どもの学びトークシート」の活用について演習を行いました。
 後半は、「子どもの学びトークシート」を使って、事例を基に「子どもたちは遊びの中でどのようなことを経験しているか」をグループで語り合いました。「高松っ子いきいきプランの4つの視点」や「育みたい資質・能力の3つの柱」と関連付けて考えてみると、遊びの中で試したり工夫したりする力や自分の考えを言葉で伝えようとする力など、子どもに様々な力が育まれていることが分かりました。また、グループの他の先生の子どもの見取りから、自分とは違う気付きや考えに触れ、学びを広げたり深めたりできる有意義な時間となりました。
 受講者からは「トークシートを使用することで子どもの遊びの中での経験や学びが見える化できてよく分かった。」「遊びを振り返ることで、子どもの遊びがさらに展開するような保育者の支援や環境を知ることができた。」「今日の学びやシートの活用の仕方を施設の先生に知らせ、自園でも使ってみたい。」などの感想があり、各施設の今後の教育・保育の充実につながる研修となりました。
 なお、公立の就学前施設は、5月~7月に各施設で、本研修をオンデマンドで実施しました。「毎日の保育の中で課題だと思っていたことを他の保育者と話し合うことで、ゆっくり考える時間となり、子どもが成長していることに目を向けられる機会となった。否定的な捉えをしていた自分に気付いた。」「クラスの子どもだけではなく、園所全体で子どもの成長を見守っているという意識をもつことができた。」等の報告を受けています。

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