7月28日(木)第2回中堅教諭等資質向上研修会がオンラインでありました。
この研修には小学校35名、中学校25名の教諭と養護教諭6名、受講希望者(延べ)11名、計77名が参加しました。
前半は「児童生徒理解に基づく教育相談の在り方」というテーマで、臨床心理士の阿部ひろみ先生から講話・演習がありました。子どもとの関わり方において最も大切だとされることは「肯定的に聴くこと」「開かれた質問をすること」であり、会話の中に「大丈夫?」「何に困ってる?」「(先生に)何かできることがあったら言ってね」という言葉を段階的に入れていくことで、子どもは孤立感から解放されるとのことでした。また、ワークでは、ペアになって対話し、自分自身を肯定される気持ちを味わう体験をしました。
後半は「児童生徒が主体的に学ぶ授業づくり」というテーマで、香川大学教育学部准教授の岡田涼先生から、教諭に向けて、子どもたちが主体的な学びを実現させるために必要な「内発的動機づけ」を高めることや自己調整学習について講話がありました。受講者の先生方は、演習やグループ協議を通して自身の取組を振り返り、その意義や価値を再確認しました。また、養護教諭に向けては、「養護教諭の職務と保健室経営の充実」というテーマで、高松市教委保健体育課の指導主事から講話・演習がありました。1年間の見通しをもった計画的な保健室経営をすることや、突発的な事案に対する冷静な判断と管理職との連携の大切さについて、学ぶ機会となりました。
中堅教諭・中堅養護教諭として、本日の研修内容を再度振り返り、今後の学級経営や授業づくり、保健室経営に生かしてほしいと思います。
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