学校保健委員会 他

■新型コロナウイルスに関する対応については、詳細が決定次第、お知らせします。明日は、通常通り交通安全に注意して登校してください。

■本日、「生徒のスマホ・ゲームの現状」をテーマにした学校保健委員会を開催しました。夏休みに全学年の保護者を対象にしたアンケート調査では、子どもにスマホを持たせている保護者の割合は6割程度でした。今回、1・2年生の生徒のみを対象とした調査では、質問ではゲーム機器も含んでの所持率はが7割という報告でした。生徒自身が、困っていることとしては、夜中の2時にラインが入る。ラインの着信があると返信しないと「仲間外れ」や「嫌われる」といった心理が働き、既読スルー(返信しないこと)はできない。仕方ない。といった本音の意見が出ていました。ゲームやアプリをしすぎて、あまりに勉学への影響がひどいので、没収されたという話もありました。この会には、保護者の方に加えて、アドバイザーとして小中の養護教諭の先生、薬剤師さん、学校医の先生も参加してくれていましたが、生徒の話し合いや発表を聞いて、先生方からは次のようなお話をいただきました。
「スマホのブルーライトは、脳への影響が大きいので、寝る2-3時間前は使用しないこと」というのも、ブルーライトは、その特別な光の波長から脳を覚醒させる作用があり、寝付けないとか寝ても熟睡できていないなどの影響があるということだそうです。一流選手は、みな睡眠にこだわっています。自分の枕を遠征などに持参するくらいに。睡眠の質の低下は、当然、昼間の学校生活の質に影響を与え、部活や学習の成果にも良い影響を与えないことになります。
また、「ゴールデンタイムにゲームをすると影響が大きい」これも睡眠にかかわる話ですが、身体の生育にかかわる問題です。22時~2時は、成長ホルモンがもっとも活性化される時間帯であり、この時間帯にスマホやゲームなど興奮的なものをしていると成長期にある子どもへの影響は大きいというものです。
また、別の角度から「何億円ものお金をかけて作成しているアプリやゲームなのだから、当然、のめり込むようにうまく作られている。そのように大人が作っているのだから、君たちが悪いわけではない。保護者や家族の助けを借りながら依存しないようにするのが大切。」と子どもたちだけでない、大人の責任をベースとしたアドバイスも説得力のあるものでした。
他にもたくさんの意見が出されていましたが、生徒たちが生徒たちにとったアンケートをもとに、実態にもとづいて自分たちの健康的な生活に向けた本音の話し合いができたのは良かったと思います。この会は、学校医さんをはじめ高校の養護教諭の先生まで参加してくれており、生徒を取り巻く現状についての問題意識を共有する場としても、たいへん意義深い学校保健委員会となりました。
学校医の先生、薬剤師の先生、校区内小学校と高松西高等学校の養護教諭の先生、PTA保護者の皆さん、お忙しい中ご参加いただき、本当にありがとうございました。

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